2013/08/15

楽しい一日

7月のある日、学生時代の旧友3人と野球観戦し、その後雀荘で卓を囲んだ。2、3年ぶりに合う者もいれば、十年以上ぶりの友人もいた。同じサークルの仲間で、4年という長い期間一緒に活動し、毎日のようにに顔を突き合わせた仲である。

待ち合わせは東京ドームのゲート。無沙汰の期間を全く感じることなく再会した瞬間から笑顔ででリラックスできた。と言うより、そもそも「リラックス出来るかどうかなどということを心配することもない」のである。昔と変わらず、くだらないことをしゃべりながら、子どものように胸をときめかせてゲートを抜け内野席のシートへ降りていった。階段を降りるのが足元に気をつけゆっくりになったところは昔と違う。すぐにビールを頼み、またあれこれとおしゃべりしながらプレイボールを待つ。楽しい。お互いのことがよくわかっている友人とはこんなに有り難いものなのか。

野球の試合は3時間くらいかかる。皆野球が好きなので一球一球に集中しながら見ている。仕事でお疲れのおじさんたちは、片手に持ったビールの影響もあり試合途中で自然とウトウトしてくる。これも時の流れを感じる瞬間だ。

試合終了。私以外は巨人ファンなので皆ご満悦。横浜の熱狂的なファンであった私も、十年以上前だったら、悔しさが込み上げて腸の煮えくり返る思いをしたかもしれないが、その日は巨人のエース杉内の投球に感服しながら野球観戦を楽しんだ。


東京ドーム 暑い日でした 

球場に入る時はいつでもワクワクします

元気ハツラツ!


その後、ある程度予定してあった通り近くの雀荘へ。麻雀も皆久しぶりである。今の全自動麻雀卓は各自の持ち点も表示されるように進化を遂げていた。点棒にチップが入っているのだろう。すごい。やり方を覚えているかどうか危なっかしかったがとにかく開始。牌を取りながら違和感を感じ皆に伝えたのは私だった。「取り方、これでいいんだっけ?」他のお客さんの卓を確認して自分たちが間違っていることを確認して大笑い。牌は左から右へ取っていくことすら忘れていたのだ。

とにかく久々の麻雀は楽しかった。昔なら、早く打たない奴がいるとイライラして急かして皆のイライラを増幅させていた友人も、私が少しイライラする程ゆっくりしたペースで打っていた。ルールや点数の数え方もやりながら徐々に思い出してきた。麻雀はゲームだ。ゲームは楽しんでやるものだ。もちろん勝てば気持ちいいがそうでなくとも仲間と卓を囲み全てを忘れて一喜一憂することでストレス解消の一助となる。その日は皆楽しく麻雀をした。「麻雀て楽しいな」「またやろうぜ」と言い合って夜10時前にそれぞれ帰宅の途についた。友達は有り難い。楽しい一日だった。