Forever Compact Disc
一昨日初めてネットで音楽を購入した私はもしかしたらもう既にかなり時代の潮流に乗り遅れてしまっているのかもしれない。
購入方法はアップルのiTunesストアからのダウンロード。まずiTunesカードというプリペイドカードを例によってヨドバシで買い求め意気揚々と家に帰る。PCでiTunesというアップルのソフトを開き、カードをスクラッチすると出てくる文字列を入力すると金額がチャージされる。モロンでギターを教わったイグナシオIgnacio de Amparoの名前を検索するとこのCDが表示された。弟のパコPaco de Amparoも参加している。アルバムは1,200円、一曲だと150円。少しだけ躊躇したがせっかくなのでアルバムにした。程なくダウンドード完了、と行きたいところだったが、ソフトのバグなのか将又(「はたまた」ってこう書くんだー)通信の障害なのか、すんなりと行かずかなりブルーに。アップルのサポートセンターに電話するも、クールなテープの声に営業時間の終了を告げられその日は諦めることにした。次の日再びトライしたら上手く行った。
左がイグナシオ 右がパコ 後ろが歌い手たち
何はともあれイグナシオ、そしてパコのギターが聴けてうれしい。でも、本当はソロが聴きたい。そして、フラメンコギターはやっぱりソレア、ソレアを聴かせてくれ。ソロアルバムも録音してたのではないかな? いつリリースされるのか、とても待ち遠しい。
早速iPhoneに入れて聴いています
CDというものが世に出てから早いものでもう30年近く経つ。それがアナログレコードに取って代わった時、いちいち「レコードジャケットから丁寧にレコードを取り出し、それをレコードプレーヤーにセットして慎重に針を落とす」(晩年はフルオートプレーヤーもありましたがずっと昔はそんな感じでした)などということをしなくてもよいとは「こんな便利なものはない」「昔はよくあんな面倒くさいことしてたな」などと思ったものだが、ネットで好きな音楽を聴くことができる時代になった今、改めて考えてみるとCDもレコードと基本的な原理はほとんど変わらないではないか。レコードやCDを手に取り、しげしげとジャケットを眺めたりライナーノーツを何度も読み返したりするのは楽しいことだったけれど、便利さではデータ配信という形に敵う筈がない。
音楽のメディアとして確固たる地位を築き上げ、そこに永遠に君臨するように思えたコンパクトディスクも、それほど遠くない将来、レコードと同様に過去の遺物となりマニアの間でのみ細々と生きながらえることになるのだろうか。 完