2012/02/25

CD以前 Ⅲ

「LPレコード 小脇に抱えて 登校す」
Thank you, great reminder

CDという便利なものが世に出るまで、音楽を購入する場合レコードという形が一般的だった。カセットテープも売っていたが、テープが伸びたり絡まったりするとオシマイなので、カセットテープで聴きたい場合も、レコードを買うか借りるかしてそれをカセットテープに録音して聴いていた。家ではレコードプレーヤーやカセットデッキで音楽を聴き、外出先にはウォークマンを携帯し(1980年頃以降)車の中ではカセットデッキだった。音楽を聴く主要な方法として他に、今も健在でこれからもなくなりそうにないラジオがあった。すごいねラジオ!今ではインターネット・ラジオという私の中で赤丸上昇中のすぐれものもある。

高校、大学の頃は友達の間でよくLPレコードの貸し借りをした。聴きたいけれども持っていないものを借りて録音したり、「これ結構いいよ」と奨められ借りてからファンになったりしたのは楽しい思い出だ。

大学生の時、同じクラスの友人の京王線沿線にあるアパートに遊びに行った。北海道出身のA君曰く「千春は北海道ではヒーローさ」(この「さ」には特に自慢の語気はありません)。その頃の松山千春は私も大好きだった。俺が故郷の英雄を特別な気持ちで誇りを持って応援できるのが羨ましかった。東京近郊に住んでいた私は、生まれてからずっと暮らしてきた場所を何故か「私の田舎」だと感じることはなかったし、地元出身のアーティストが出たとしても、その人が親しい知り合いでもない限りは特別な感情も湧いて来ないと思う。

北海道出身のA君が「結構いいさ」と貸してくれたのは千春ではなく九州鹿児島出身の長渕剛のセカンドアルバム。初めての大ヒット曲「順子」を含め純朴で新鮮な曲の詰まった作品で、聴いて行くうちにじわじわと良さが分かるアルバムだった。さっき部屋で発見したのは、気に入ってその後自分でも買ったものだろう。まさかあの時以来借りっ放しということはあり得まい。「順子」は実在の人物で彼の先輩の親しい友達の元カノ、とかなんとか教えてくれたA君、卒業後は北海道に帰ったと聞くが今はどうしているのだろう。


ちゃんと返したよね

裏はさわやか君です Nice Guy!