2011/03/10

Ignacio de Amparo 2

その日もソレアのレッスン。前回のレッスンの後一日4~5時間練習して覚えたファルセータを弾く。わからなかった所を質問し確認したが、どうもこの前のとちょっと違う気がする。「即興Improvisatiónで弾いているので毎回少し違う。」とよく口にしていた。バリエーションがたくさんあるのだ。No pasa nada.あまり細かいことにこだわるのはやめよう。イグナシオは前回と同じようにファルセータをいくつか弾き、私に選ばせる。

イグナシオ「これはディエゴだ。」「これがディエギートだ。こっちの方がいいmejor(better)だろ?」

ディエギートのファルセータはディエゴのファルセータを基にしたものが多い。そう思うとディエゴの偉大さがよくわかる。ディエギートのファルセータは美しく、時に涙を誘う。

私「ディエギートのがいい。」
イグナシオ「おー、そうか、そーだろー。」

イグナシオが弾いた中にどうしても習いたかったものがあった。弾きたくて自分で音を取ろうとしたが無理だったものだ。
「ウン、タリラリーーン、ターリラリラーリーーン、ターーリラリー、ターリーラーリー、ジャーーン。」(これでわかる人は私のよい友達です。)
かっこいいー。「これだ!これを教えてくれ。」謎が解けてスッキリ、モロンに来て本当によかった。イグナシオは乗ってくると止まらない。次々と弾き、「もういいのか、次はどれがいい?」ギターが大好きなのだ。本当にうれしそうに弾く。結局その日はファルセータを5つ教わりレッスンを終えた。

イグナシオによると、彼が子供の頃、ディエギートが練習するのを家で一日中聴いていたそうだ。(うらやましい。)でも、ディエギートは自分から教えてくれたことは一度もなかった、とも言っていた。ディエゴについては彼が5,6歳の時に他界したのであまり覚えていないという。そんな中で育った彼がディエギートから受けた影響は計り知れない。大きくなってからは、ディエギートがどこかに演奏しに行くときに、「イグナシオ、ついて来い。」と声を掛けられ、いつもディエギートのギターを持ってどこへでもついて行ったそうである。つづく


カレーライス食べてギターがんばろー