2012/01/30

のどかな大都会~台北逛街

台湾一の大都市、台北を一日ぶらぶらと散歩しました。(移動は安いのでタクシーを多用)

まずは小笼包(ショーロンポー)の有名店やおしゃれなブティックがいくつか集まる永康街へ。東京だと自由が丘のような(と言われても私にはピンと来ない)ところだそうです。


コスメショップ 男一人ではよう入られへん

マニキュアのワゴンセール

ある雑貨屋の中で

アンティーク調の品物を売る店にて

スペシャルイフェクトでソフトに

これもソフトに

ソフトクリームが食べたくなったので喫茶店で一休み

有名な店のよう なかなかお洒落

「紅茶のおいしい喫茶店」でコーヒーを頼む私


台北にはそごうや三越といった日本のデパートや日本のレストランがたくさんあります。台北駅の近くにユニクロも出来ていました。どの店も人がたくさん入っています。

台湾の治安はかなり良い、といっても間違いではないでしょう。繁華街は夜遅くなっても大勢の人で賑わっています。高校生も数多く見かけますが、街の雰囲気は至って健全で、皆楽しそうに夜の街を歩いています。台湾ではしかめっ面をして歩いている人はあまり見かけません。


MRT(地下鉄)忠孝復興駅にある太平洋そごう 

台北駅に近い問屋街、迪化街にある牛肉専門の安い食堂

カレー焼きそば 頼んでみたらカレーうどん おいしいね

台北駅近くのバスターミナルにあるドーナツショップ

台北车站(台北駅)

駅の中 切符売り場

駅の二階はレストラン街 カレー屋ばかりのコーナー

カツカレーを注文 とくにコメントなし

駅近くの携帯ショップ 台湾でも売れているようです


台北駅から少し歩くとカメラ屋が軒を連ねる通りがあります。どれも小さな店です。どの店でも商品に値札が付いていません。私の持っているカメラの値段を訊いてみましたが、日本と同じか若干高めでした。商品は陳列してあるもの(つまり現品)を買うようです。ディスプレイには労力をかけていない感じで、ある店では、売り物の三脚が埃をかぶって無造作に店の隅に置かれていました。日本のような至れり尽くせりの大型店舗は台湾でまだ見たことがありません。


ちょっと歩いてカメラ屋通りへ

セピア調

締めは北京ダック 中山駅近くの有名店にて


その昔、台湾では政治的な理由から北京のことを北平(ペイピン)と呼んでいました。地図も北平となっていましたが、その頃は私の大好きなこの料理も「ペイピンダック」と呼ばれていたのでしょうか。


Gear: Nikon COOLPIX P300
Flash: No
Alcohol: a bit at the end


2012/01/23

Yu Darvish ダルビッシュ有

ダルビッシュ投手がレンジャーズと契約、晴れてメジャーリーガーとなりました。本当にうれしい。

彼は疑いもなく日本球界最高のピッチャー。新天地メジャーリーグでの活躍が楽しみです。レンジャーズは安い買い物をしたと思いますよ。

記念に動画を作ってみました。


iPhone4S  楽もしい相棒だ



2012/01/22

Peluquería en Morón モロンの床屋

髪が伸びてきたので床屋に行きたくなった。現地在住の日本人Tさんに訊くと、モロンに床屋は二軒あるとのこと。ディエゴの銅像がある公園のすぐ近くにある方に行ってみた。


 モロンの目抜き通り  Calle Pozo Nuevo

Diego del Gastor の銅像がある公園


その小さな床屋は、昔からここにあり少なくとも三代は続いている感じの懐かしい匂いがする地味な店だった。店主は、モロンで生まれ育ち数年前に父親から店を継ぎ、これからもこの町を出ることなく一生この店を守っていくのだろうということが容易に想像できる、職人気質の、真面目で少し神経質そうなおじさん、というにはまだ若い旦那だった。

私が店をのぞいた時はおじいさんが髪を切っていた。ご年配の客が多いようだ。次の予約は入っていないようで、「30分後に来なさい」と言われ30分後に再び行った。若旦那一人でやっているようで髪を切る椅子も一台しかない。椅子の前に鏡があるが洗面台はない。切るだけで洗いはないようだ。

おじいさんの整髪が終わった。若旦那は一度店の奥に入りカードのようなものを持ってきておじいさんに渡している。メンバーズカードか何かだろうか。次は私の番で椅子のところに呼ばれた。スペイン語であまり細かい注文は付けられないのでとりあえず「短くしてください」と伝える。カット開始。若旦那は使いこんだマイ・ハサミを器用に使い、時間をかけて少しずつ慎重に私の髪を切って行く。アジア人がモロン(スペインどこでも)にいると明らかに外国人だとわかる。若旦那は、「どこから来たんだ?」「ここで何してるんだ?」などと話しかけてくるので、私も拙いスペイン語で答えた。

「スペインでどこを旅行した?」
「今回はセビージャ、アルコス、グラナダに行きましたよ。」
「#$%&△◎…には行ったか?」

何と言ったかよく聞き取れなかったので訊きなおしたがやはり聞いたことのないところだ。

「#$%&△◎…はいいところだよ。時間があったら行くといいよ。」
「そうですか。#$%&…ですね。」

若旦那は私の頭と鏡を交互に見ながら、まるで自分の持つ技術の粋を駆使して珍しい外国人客の頭に挑んでいるかの如く丁寧にそして粛々と髪を切って行く。のはいいのだが…さっきから自分の切り易いようにと、私の頭の位置を微調整するために、指先で何度も私の頭を小さく突いてくるので少し気持ちが悪くなってきた。

「#$%&△◎…はいいところだよ。行ったことないなら是非一度行ってごらん。」
「#%$&◎△…ですかぁ。」

よほど良いところらしい。カットが終わるまでにもう1、2度奨められた。

若旦那がハサミをしまう。ようやくカットが終わった。と思ったら、気になるところがあったのか、またハサミを取り出し微調整。今度はOK、と思いきやしまったハサミをまたまた取り出して再微調整。正にこだわりのある髪切り職人だ。これが何度か続きようやく終了。随分短くなったけど悪くはないかな。若旦那、腕は確かなようだ。ただ、髪型は「髪が頭皮にペッタリとくっつく感じ」に仕上げてある。スペインの流行なのかもしれない。

洗いはないのでもう終わり。若旦那はさっきのおじいさんの時と同じように、一旦店の奥に入りカードを三枚持ってきて私の眼前に提示し、微笑みながら私に一枚選ばせた。



カードの表 いや、やはりこちらが裏か


裏というか表というか


特に欲しいわけではなかったけれど、ここの人と同じ扱いをされているようでちょっと嬉しかったのと、珍しい外国人客にせっかくくれるという好意(というか私がどんな反応をするか見たいという好奇心かも)に応えてあげないのは少し悪い気がしたし、そして…なんか楽しいじゃあ~りまひょうえのこうようかくへ。(下をご参照ください。)一応三枚ともざっと見てから一枚を選んでお礼を言った。

小さい頃、床屋に行くと帰りにガムをくれてすごく嬉しかったのを思い出した。中学生になりガムをくれなくなった時、悲しくなると同時に、「子供じゃなくなったんだ」と感じたものだった。

消費税込みカード込みで9ユーロ弱、文句のつけようが無い。



なんとAKBではあ~りま… 地道に頑張っていたんですね



Biblioteca de Morón モロンの図書館

モロンでインターネットをしたいと思いインターネットカフェを探すことに。人にいろいろ訊いてみたがどうやらこの街にインターネットカフェはないらしい。だが、ある人が「ビブリオテカで出来るらしいよ」と教えてくれた。「ビブリオテカ」って何だ?何やら難しそうな名前だし意味を調べるのも面倒なのでその件はしばらく放っておこうと思った。数日後、やはりインターネットができないのは不便だと感じ、忙しくなさそうな商店にぶらりと入り再び訊いてみた。「ビブリオテカで出来るよ」 やはり「ビブリオテカ」か。仕方ないので電子辞書で調べると何のことない「図書館」のことだった。早速道を尋ねて行ってみることに。


図書館の入り口 建物の名前はCASA DEL AGUA

モロンの図書館は、表通りから細い通りに入りしばらく道なりに進んだところに建っていた。その歴史を感じさせる立派な建物は、入り口にある説明を読むと、以前は氷で肉や野菜などを腐らないように貯蔵する倉庫だったらしい。それをモロン市が買い取り図書館として再利用、外装は昔のまま保存されている。


公共の図書館 その名の通り私も利用できました

建造物についての説明 歴史があるようです

中に入り受付で「インターネットをしたいのですが」と訊くと丁寧に教えてくれた。名前を書くだけで誰でもタダで使えるらしい。1階にノートPCが何台かあり空いているところを使う。なんでも自分のPCを持って来れば1階でも2階でも無線LANができるとのこと。うん、いいことを知った。アパートの部屋は寒かったけれど、図書館はエアコンの暖房が完備されていてとても快適だったので、モロン滞在中は毎日のように通い2階でゆっくりとインターネットを使っていた。利用者も、何かの試験に備えて勉強しているらしいとても真面目な感じの若者たち以外はあまり多くなく、そこはとても落ち着くことのできる空間だった。


2階から1階を望む 小ぢんまりとして清潔な図書館です

インターネットの利用だけで本は見ませんでした

私の定位置 電源コンセントも何箇所かあって便利でした


モロンにお出での際は是非ご利用ください。


モロン市役所前 年度末で?道路工事中


Viva, Morón!

2012/01/18

中国の車窓から~ウルムチへ

20年ほど前、歴史好きの方々の企画したツアーに参加して中国シルクロードを巡る旅をしました。飛行機・列車・バスを使い、十数日間かけて自分一人だったら行かない(行けない)であろう場所をたくさん訪れました。


蘭州からウルムチ行きの寝台列車に

草原の緑が鮮やか

天山山脈が綺麗に見えました

ウルムチ駅 青空の青色が真っ青

市場で働くウイグル族の女性


フィルムカメラで撮った写真がスキャナーで蘇りました。最近のプリンターって便利ですね。なんでもっと早く買い替えなかったんだろう。


Camera: PENTAX Z-1
Lens: TAMRON AF 28-200mm
Scanned with HP Photosmart 5510


2012/01/11

台湾加賀屋

能登半島にある有名な温泉旅館「加賀屋」の姉妹ホテル「加賀屋北投(ペイトウ)」(正式名は「日勝生加賀屋国際温泉飯店」)に日帰り入浴に行ってきました(日本から日帰りしたわけではありません)。3,4年前に訪れた時はまだ「建設予定地」という看板があるだけでしたがようやく一年前にオープン。台北の中心部からMRT(地下鉄)に乗ること20分ほどで「新北投」の駅に。加賀屋はそこから徒歩ほんの2,3分のところにあります。


北投で乗り換え新北投へ(一駅目が終点)

この区間だけを走るかわいらしい車両

新北投駅 中国語で駅は「站」といいます

加賀屋はすぐそこ

立派なビルヂング 看板も立派

エレベーターで上へ

ガラス張り 剣を使ったマジックが始まりそう

日帰り入浴専用のフロントから大浴場へ案内される

靴を脱いで上がります

男女別々 日本と同じで裸で入浴

休憩スペースはかなり小さめ

吹き抜けになってます

脱衣場 きれいですね

大浴場 お湯は熱め 良質な温泉でお肌はスベスベ

1階の土産物屋 加賀屋オリジナルの石鹸 

値段が決まっていないのでまだ売れないとのこと???

正面玄関 女性従業員はみなさん着物

お客さんが見えなくなるまでお見送り


あの加賀屋が台湾に進出するということで、日本のTVでも日本の加賀屋で研修する台湾の女の子の姿を取材した番組を放映するなど、この「台湾加賀屋」は開業前からかなり注目されていました。

宿泊はしなかった(泊ると高い、1泊一人数万円)ので部屋や食事などについてはわかりませんが、私の印象では、館内は設備も整い清潔、従業員の接客もとても良く、ちゃんと教育されているように感じました。日本からのツアー(ここに泊るツアーは飛びぬけて高い)の宿泊客も多く訪れますが、台湾人のお客さんも多いようです。

日帰り入浴は一人2,700円ほど。台湾にある他の日帰り入浴施設も値段は安くなく、台湾の物価を考えるとかなり高いです。

ここ北投温泉は台湾が日本だった時代からあり、当時からある「瀧乃湯」(ここは公衆浴場なので安い)の入り口近くには、皇太子(昭和天皇)が訪問された、と記した小さな石碑があります。


近くの公園 ワンちゃんが見上げる先には

Nikon P300で初めてフラッシュを焚く 目が光っています

加賀屋のすぐ隣のレストランで昼食 おいしいね

デザート付き 焼きプリンをチョイス おいしいね

店内の様子 桜は台湾で人気です

こんなポスターも

感じも良く料理もかなり美味しい店でした


台湾にも冬はありますが、北にある台北でも10℃を下回ることはほとんどありません。冬は暖かい台湾で温泉に浸かってその後はマッサージでリラックス、なんていうのはいかがでしょうか。